掲載日:2024年12月20日

シルバー・ノヴァ船内見学会レポート

10月某日、アジアグランドクルーズの途中で東京に寄港していたラグジュアリー船「シルバー・ノヴァ」の船内見学会に参加してきました。

1シルバー・ノヴァの概要と乗船まで

1-1シルバー・ノヴァとは

シルバー・ノヴァは、世界最高峰のクルーズラインのひとつ「シルバーシー・クルーズ」から2023年にデビューしたラグジュアリー船です。全室海側のオールスイートで、全客室に導入されているバトラーサービスにより、ゲストひとりひとりへのきめ細かいサービスが定評を集めています。今回、日本に初寄港しました!

1-2東京国際クルーズターミナル

寄港先である「東京国際クルーズターミナル」は、首都の新たな海の玄関口として2020年9月に江東区青海にオープンしました。羽田空港・東京駅からはそれぞれ車で約30分。近くに高速道路の出口があるので、都心だけでなく神奈川・千葉方面からのアクセスも良いです。

電車の場合、ゆりかもめの東京国際クルーズターミナル駅が最寄りですが、駅から歩いて10分弱かかるので、大きなお荷物を持っての移動ではおすすめできないと感じます・・・
天気の良い日に、日本に寄港しているクルーズ船を見に行くにはちょうどよい散歩コースかもしれません!

見学した日は、ちょうどこの船が東京を出発する日で、これからチェックインをして乗船するお客様や、寄港地観光で東京を観光して船に戻ってきたお客様で賑わっていました。

そしてこの日はなんと満船!日本発着のコースは海外のお客様の人気が非常に高いそうで、乗船から下船まで、日本人と思われるお客様はほとんどお見かけしませんでした・・・

日本では1年以上先の旅行を予約することに馴染みがないかもしれませんが、海外では1~2年前からクルーズを予約するのはごく普通のこと。つまり、日本人が日本発着のクルーズを予約しようと思ったときには時すでに遅し!日本発着のクルーズはぜひお早めにご予約くださいね。

2船内見学レポート

2-1プール、シアター、スパなど

まず船内に一歩足を踏み入れて感じたことは「おしゃれ!」
「洗練」「モダン」という言葉がぴったりで、ラグジュアリーな雰囲気を保ちながらも、ソファやクッションに挿し色として赤やカラフルな模様が使われていて、とても素敵な空間でした。

こちらは10デッキの船尾にある「The Dusk Bar」。
270度のパノラマビューを眺めながらドリンクを楽しめるのですが、下の階が船尾にせり出していないので、ここから航跡をばっちり眺めることができます!航跡がお好きな方にはおすすめの場所です。

こちらは同じく10デッキにあるプール。デッキチェアは十分な数があり、ゆっくりできそうです。

そしてお気づきでしょうか・・・プールが端にあるのです!

クルーズ船のプールと言えば、中央にドーンと位置していることがほとんでしたが、今のトレンドはアシンメトリー。デザイン性があるだけでなく、プールを端にすることでインフィニティプールとなり、海と繋がっているような感覚を味わうことができます!

というわけで、ジャグジーもインフィニティ風!太陽の光を浴びて素敵な雰囲気で、とても気持ちよさそうです。

こちらも10デッキにある「ザ・グリル」
ステーキをメインに、アメリカンスタイルのグリル料理が楽しめます。夜は星空を眺めながらシーフードやステーキを楽しめるのだそう・・・(※夜のみ予約制)

開放的な雰囲気の中、ビールを片手に夕日を眺めるお客様がとても素敵でした。

変わってこちらは4デッキにあるシアター「ベネチアン・ラウンジ」
クルーズ船といえば様々なショーが上演されるシアターがつきものですが、ここまで大きなシアターは初めて見たかもしれません。後方席は5デッキに繋がっており、船の中とは思えぬ本格的な劇場の雰囲気です!

5デッキにはカジノもあります。広くはないですが、落ち着いた大人の雰囲気です。

5デッキにはスパエリアもあります。海が見えるジャグジーとドライサウナは無料で利用できます!
日本船を中心に大浴場がある船はありますが、大海原を眺めながらのサウナはとても珍しいと思います。リフレッシュできること間違いなしですね。

有料のスパメニューも豊富にありますが、びっくりしたのが施術マシン!
高級エステサロン並みの本格的なマシンが完備されており、質の高い施術が受けられます。

フィットネスコーナーももちろん完備。
お土産にもできるウォーターボトル設置されており、運動中はもちろん、寄港地観光の際にお水を持ち歩けるのも嬉しいポイントです。

こちらは10デッキにある「S.A.L.T.ラボ」
ここでは、シェフと一緒にワークショップや料理の実演を通じて、クルーズで訪れる各地域をより深く体験することができます。

2-2レストラン

シルバー・ノヴァには9か所のレストランがあり、うち3か所が有料のレストランとなります。
これだけたくさんのレストランがあれば、長い航海でも飽きることなくチョイスできますね。

シーフード&グリル「アトランティード」
3デッキにあり、この船のメインダイニングになります。新鮮なカニやロブスターなどのシーフードやステーキを楽しむことができます。朝・昼・夜の営業で、予約は不要です。

ちなみにこのレストランで使用されているこちらのお皿は、ドイツを代表する磁器ブランド「ローゼンタール」のものでした。世界各国のホテルやレストランから高い評価を受けているブランドで、食器からもこだわりが伺えました。

「シルバーノート」
5デッキにあるこちらは、ニューヨークのジャズクラブをイメージしたレストランで、夜のみの営業。小皿で提供されるタパススタイルのお食事を、ジャズの生演奏とともにお楽しみいただけます。数あるレストランの中で、個人的に一番素敵な雰囲気だったと感じました。乗船後にお部屋のTVから予約ができますが、非常に人気のレストランらしく、「クルーズを予約したら、このレストランもすぐに予約すべし!」と担当の方が仰っておられました。

日本料理「カイセキ」(夜のみ有料)。
4デッキには、なんと日本料理のレストランがあります!ただ担当者の方曰く、日本料理というよりは「日本フュージョン」のようなイメージとのこと・・・本格的な日本食とは言い難いかもしれません。ランチが無料のため一度お試しいただき、気に入っていただければ、夜も予約してお楽しみいただくのがおすすめです!

「S.A.L.T」キッチン
3デッキにあるこちらのレストランは夜のみの営業。寄港地の新鮮な食材を使った料理を提供しているため、そのクルーズの寄港地によってメニューが変わります!寄港地ごとにメニューが変化する、新しいスタイルのレストランです。

フレンチレストラン 「ラ・ダム」(有料)。
4デッキにあるこちらは、ワインをメインにしたレストラン。夜のみの営業で、極上のフレンチディナーとワインがお楽しみいただけます。記念日にもおすすめで、1クルーズに1回はぜひ足を運んでいただきたいレストランです。オンボードクレジットがあれば、このレストランで使用するのも◎

このほかにも、朝・昼にビュッフェを提供しているイタリアンレストラン「ラ・テラッツァ」、お食事の前に食前酒が楽しめる「シャンパンバー」などもあります。

ちなみにシルバー・ノヴァの船内で提供されるシャンパンは、優先シャンパンとして「デュバル・ルロワ」が採用されています。某百貨店でも品薄で、なかなか手に入らない人気の銘柄で、これが船内で飲み放題とは羨ましい限りです!

3まとめ

いかがでしたでしょうか?
今回は満船のため、残念ながらお部屋の見学は叶いませんでしたが、ラグジュアリークルーズとして名高いシルバーシーの船の中でも、シルバー・ノヴァの質の高さはトップだと感じました。

最後にシルバー・ノヴァの特徴を整理します。

正真正銘のオールインクルーシブ
アルコールを含むドリンクはもちろん、チップ、お部屋で飲むビールなどのお飲み物、さらには一部の寄港地観光まで無料です!
各部屋に専属バトラー
バトラーに何をお願いしたらいいかわからないという方が多いそうですが、ズバリ、体を動かしてできることは何でも頼めます!例えば、スーツケースの荷ほどき、お風呂の準備、ミニバーの補充、船内レストランの予約など。
ラグジュアリーを超えたウルトララグジュアリー
船内での追加代金はほとんどかからないため、クルーズが初めての方は心配事なく、安心して過ごすことができると思います。逆にクルーズに慣れている方は、その違いがよくわかるのでは無いかと思います。ぜひ特別な旅行としてこの船を選んでいただきたいです。

興味をお持ちいただけましたら、ぜひクオリタへお問い合わせください。

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